こんいろきゃべつ

つれづれなるままに

アイカツ武道館と私

アイカツ武道館と私

~この出会いにありがとう~

 

 

勢いで書いています。無駄に長いですが、言いたいことはただ一つ「この出会いにありがとう」です。

※あと大空あかり推しなので、大空あかりの話が長い

 

 

来る2/28、アイカツ武道館2日目に参加してきました。

正直楽しみなのと、ワクワクと、終わってしまったあと自分はどうなってしまうのか。

大好きなアイカツシリーズを共に支え、歩んできてくれてSTAR☆ANISEとAIKATSU☆STARSのファイナルライブを終えて私は大丈夫なのか?情緒は不安定にならないか?

 

そんな不安と期待と色んな気持ちがいっしょくたになっていました。

 

私とアイカツの出会いは(突然)――

他のアイカツを応援している人よりかは全然浅く、一年経っていないです。

去年の春ぐらいから友人夫妻にプレゼンを受けて、あんまり熱烈(?)だったのでよしTSUTAYAで借りて観るか~~~~~の気持ちで一話を見たわけです。

 

星宮いちごは神崎美月に憧れ、スターライト学園を親友の霧矢あおいと受験した一話。

清々しかった。もしかしたらよくあるアイドルものの始まりだったかもしれない。導入はそうかもしれない。だけど、EDの「カレンダーガール」の映像と音楽を聴いたらね、こりゃあ「まいった!!!推そう!!」ってなりましたよ。

 

石川佳代子さんのイラストがめちゃくちゃ可愛い、音楽も良い、歌詞が良い、歌がめちゃくちゃうまい。「え???歌は歌唱担当があるの??」でした。

今まで、普通(?)のヲタクとして過ごし、声優さんが歌を歌って演技するのが当たり前だと思っていた私はかなり衝撃だった。

 

星宮いちご役の諸星すみれちゃんが歌を歌っていたのかと思うぐらい親和性が高かったんですよね。「アイドル活動」を歌っていたわかさんにも一気に魅せられましたね。

ライブシーンCGも最初はぎこちないとか思っていたけど、このクオリティもどんどん良くなって(進化するスピードが半端ない)、藤堂ユリカ初登場回の「硝子ドール」観てから、「あっ……こりゃあ、完敗だ……凄い…進化が早い…やばい…」と声が漏れてたですよ(?)

 

回を重ねるごとに確実に進化していくアイカツ!に魅せられていくわけです。あとシナリオがとんでもなく良い。びっくりした。今の女児先輩たちはこの素晴らしい歌と演技とシナリオで育つことができるの??とね。私は全人類にアイカツを見てもらいたいと思っているので、推してくれた友人夫妻には未だに頭があがらない(?)。

 

アイカツいちご世代は類まれな才能を持った星宮いちごやアイドル界のトップである神崎美月に憧れてアイドルを初めて、スターライト学園やドリームアカデミーの生徒たちという様々な才能に溢れたアイドルと切磋琢磨をして、まるで週刊少年ジャンプのような成長を遂げる物語だと思っています。

 

星宮いちごはいわゆる「天才」と呼ばれる部類で、元気で底抜けに明るい人物。誰にも思いつかないようなアイカツをして、憧れの人を超えたい!という気持ちをライバルたちとの対決ライブで描かれている。そこが色んな魅力や才能をもつライバルや友達の演出になるし、面白い。いやほんと!!!

 

このあとに出てくるのは私の最推しアイドルなんですが「大空あかり」です。

初見の人は覚えて帰ってください。存じ上げている人はそのまま黙っていてください。大事な話をします(?)

 

上記で述べたように天才に憧れてしまった普通の女の子がアイカツには登場します。それが「大空あかり」です。星宮いちごや神崎美月に憧れてしまったものとはわけが違う。

大空あかりという人物は通常のスターライト学園の入学試験に落ちます。導入がキツいですね。しかし、スカウトキャラバンにて自己紹介で緊張しすぎて「星宮いちごです!!」と言ってしまったり、オーディションの歌も外したりとぼろぼろだった。

だけど、星宮いちごに見出されたのです。「私には輝いて見えた」と。

 

大空あかりは星宮いちごに見出され、スターライト学園に編入するわけだけど、元々のポテンシャルや基礎能力も低いせいか学校の中での評価も低く、大事なスペシャルアピールも決めることができなかった。ツライ。

 

大空あかりは何の取柄もない普通の女の子が「星宮いちご」になりたいという思いでアイドルになる。だけど、途中で「星宮いちご」という存在にならないように自分だけの「輝き」を見つけるだめにアイカツをする。そういう話が胸に来るんです。魂に。

 

全員の心に突き刺さった伝説(?)の97話「秘密の手紙と見えない星」。

スペシャルアピールが出せず、悩む大空あかり「自分にはアイドルの才能がないのかもしれない…」の下りで私の涙腺が大爆発だったんけど、悩む大空あかりに星宮いちごが「昼間だってまぶしい夏だって、星は消えないんだよ。輝きが見えないだけ。あかりちゃんには自分の光が見えなくなってるだけ。頑張っているあかりちゃんは、すっごくまぶしいもん」と声をかけるのです。

 

ありがとう。ありがとう。

嗚咽が止まらなかったのを昨日のように思い出します。書いている今でもしんどいです。

そのあとの試験で大空あかりはスペシャルアピールを出します。「ハートのメロディ」という素晴らしい歌で成功します。

 

「そのままの笑顔のわたしで良いんだと教えてくれた

君がいてくれるなら

この世界はダイヤモンドよりシャイニング」

 

星宮いちごに「なりたい」と願った普通の少女が「大空あかり」としてアイドルの一歩を踏み出し、確かにそこには「オリジナルスター」が見えました。見えたけど、私声だしてわんわん泣きながら大空あかりを応援しようと決めました。このときからね。

 

アイカツ武道館のことを話したいのに話せなくて、その導入が長すぎる……

まだまだある……

 

アイカツの主人公は星宮いちごから大空あかりへとバトンタッチされるわけだけど、ここでも才能あふれるアイドルたちがたくさんいるんですよ。

でも大空あかりが他のアイドルとは違うものを持っている「失敗をした、どん底を経験した」ということ。

このことが後々本編で効いてきて、ルミナス(大空あかり、氷上スミレ、新条ひなき)の精神的な支えになるのがすごい。すごいんだしんどい。

 

あかり世代は自分だけのオリジナルスターを磨く。大空あかりは普通の女の子で努力を何倍もしないと他の子達と並べない。周りにいる才能溢れるアイドルに埋もれそうになりながらも、自分だけの光を大切にアイカツする。彼女がどん底や失敗を知っているから、ルミナスを支える力となる。憧れのその人そのものになりたい!と思った少女が、やがて自分の輝きを自分をで見出して、周りの力を借りながらも自分の力で居場所を勝ち得てるんだよね。凄いな。

アイドルにおける特異な才能ばかりのある人間にスポットが当たるんじゃなくて、泥臭くて底辺を知っている大空あかりが自分だけの光を見つけてスターライトクイーンにまで登りつめるのが凄いことなのよ。星宮いちごも持っていない輝きを彼女は手にした。

私の大空あかり推しが凄いけど、他のアイドルも凄く好きなの。

好きなんだけど、あかり世代のアイカツの描かれ方は他のアイドル作品にはない描かれ方なの。それが凄く凄く私は感動し、胸を打たれた。

 

 

私事ですが、私も少しだけ芸能関係の仕事(裏方)をしていたことがあるだけに、凄くリアルで紫吹蘭のスタッフを大事にする発言も、藤堂ユリカの個性と戦っている在り方も全部見たことがあって、胸が苦しくなることがあります。

それなりに夢を見て仕事をしていただけに、辞めたあとの反動が凄くて何かをする気分になれなかったです。今では別の仕事をしています。仕事を辞めた際にこのアイカツを見たので、輝くことや自分の夢を大事にする、失敗しても何度だって始められることに勇気づけられました。

違う夢を見たっていんだと。また好きを続けている先で別の夢を見つけるかもしれない。そういうことなんだと思いました。ありがとうアイカツ。依然として感謝が止まらない。

 

ここでようやくアイカツ武道館に話を持っていけそうですが、二日目に「輝きのエチュード」が披露されました。いちごちゃんから美月さんへの歌であり、込められている思いが全て集約されています。

 

「素敵な明日を迎えられるような歌」
「明日を素敵にするには、まず今日を素敵に」
「聴いたら昨日より今日を素敵にしよう、頑張ろうと思える歌」

 

 

私はアイカツ武道館が終わってしまったら、お通夜みたいになってしまうかと恐れていた。

だけどそんなことは決してなかった、星宮いちごや「輝きのエチュード」に込めて思いがそのままだった。ともて晴れやかな気持ちだったの。

本当に今日も笑顔で頑張ろう。なんてことない毎日がかけがえないのという言葉の意味もようやくわかってきた。

 

虹野ゆめちゃんが言ったように「アイカツを一緒にしている仲間、スタッフや先生、ファンの子たちも輝かせたい。一緒にアイカツしている!」という気持ちが、アイカツ武道館で体現されていた。私たちファンも確実にキラッキラに輝いていた。全ての一瞬一瞬が輝いていて、STAR☆ANISEとAIKATSU☆STARSのパフォーマンスや思いが輝いていた。

 

これが終わりではなくて、ゴールでありスタートラインでスタートダッシュセンセーションなんだと感じた。

誰も終わりを口にせず、前を見て、リエ嬢の「武道館最後だと思っていないから!また帰ってくる!」の言葉に強い意志と、またアイカツではないけれど違う形のアイカツで私たちに魅せてくれるんだ。そう思ったら、ワクワクが止まらなくておだやかじゃない気持ちになる。

 

ひとひらの蝶が羽ばたきを知り、やがて風になる。

彼女たちの羽ばたきが大きな風になって、私たちの心を揺らして、太陽のような温かさで照らしてくれていました。

これからもそれは変わらないです。

 

アイカツに出会って、歌に出会って、作品に出会って、楽しいことがたくさん増えました。DCで遊んでいるときに小さいお友達や外国のお友達ともお話することができました。

また新しい夢をくれて、誰かの夢も応援したい気持ちや明日が楽しくなる気持ちをくれたのもアイカツです。もっと早くに出会えれば良かったと思う日もありますが、出会うべくして出会うときがあるのでこれで良かったと思います。

 

アイカツ武道館、私を輝かせてくれて、たくさんたくさんキャラクター達を輝かせてくれたSTAR☆ANISEとAIKATSU☆STARS、スタッフさん、キャストの皆さん。みんなにありがとうって言いまわりたいです。

 

 

この一言に集約されてしまうかな。

 

 

「この出会いにありがとう」

 

STAR☆ANISEとAIKATSU☆STARSのみなさん、本当にありがとうございます。

これからも皆さんのご活躍を応援しています!!

 

 

2018.03.02